さて、今回は、学習計画の立て方をお話ししていきましょう。
そして、この学習計画の立て方こそが、大きく差をつける鍵になるかと思います。心して読んでいってください！
いきなりですが、質問です。あなたは、夏休みの計画はどのように立てましたか？まさかいきなり、朝食の時間や昼食の時間を事細かに決めた後に、それに合うように予定を立てたという人はいないと思います。やはり、重要な予定から順番にきめて、その間に動かすことができる予定を埋めていくというのがポピュラーな方法なのではないでしょうか。有名な話に「大きな壺と大きな石」（概要：ある教授が大きな壺に大きな石をいっぱいに入れて、学生に「これはいっぱいか？」ときいて、「いっぱいです」と答えたら、砂利を持ってきて入れて、同じくだりをしながら、砂、水、と入れていった。このことから言いたいことは何かと教授が聞くと、学生の一人は、「いっぱい学んだとしてもまだまだ学ぶことがあるということ？」と聞く。教授は違うと答え、「先に水や砂を入れていたら大きな石は入らなかった。君たちも大事な核を先に持っておくということが大事だ」といったというもの。人生における優先順位を教える良い話のうちの一つ）がありますが、それと同じように、夏休みでは、墓参りや夏休みにしかできないことを入れてから、毎日行っていく学習を組み立てていくのが普通でしょう。
私自身は学習は人生を決定し得る、もちろん重要であるのですが、まるで、日常とかけ離れたもののように、行うというほど重要なものであるとは思えません。学習を理由に日常の生活を犠牲にすることなどあってはならないですし、それこそ目的と手段の不一致が感じられてしまいます。
・・・とここまでは私の意見ばかりでしたが、では、どのように計画を立てていくのかということを話していきましょう。
当たり前ですが、ゴールの位置（最終目標）、自分の位置、ゴールにたどり着かなくてはいけない期間を確認しましょう。入試突破をゴールとして掲げるとすれば、入試の過去問と合格者平均点を確認し、その問題を（一回目）自力、（二回目）教科書あり、（三回目）参考書等あり、（四回目）先生や解答ありで解いてみて、何を覚えればゴールに届くのかを確認するとともに、どれだけ覚えればいいのかを書き出していきましょう。こうすることで、最終目標までの距離を理解することができるはずです。
では、最終目標までの距離の理解から、道のりの理解をするためにはどうしたらよいかということが次に考えなくてはならない点になります。これを視覚化するために、ゴールまでの距離を逆算しながら週ごとの目標を立てていきましょう。このとき、週ごとの目標はテストの点数やページ数などといった内容はNGです。テストは難易が変化してしまうため、点数は当てにならず、ページ数はできるようになったという指標には全くなっていないからです。良い目標の例としては、〇〇を理解する。その理解とは教科書を自らの言葉で紡ぐことができる程度と考えておくといいでしょう。〇〇の問題で満点を取る。やった内容の範囲の問題をほぼ解けて、かつ、解答を見れば間違った問題でも当たり前だと悔しがれるくらいであれば問題ないでしょう。〇〇の範囲の内容を記憶する。社、理、英単語などはこのような目標でもいいでしょう。
次に、一日の流れを考えていきましょう。まず、最初にいったように削ることができない睡眠時間、食事の時間、登下校の時間、遊びの時間、テレビの時間、買い物の時間、ほかの休み時間などを決定していきましょう。残った時間が学習の時間として使うことができる時間です。それの７０％ぐらいが実質学習時間だと思って学習してみましょう。きっと最初は学習の時間が長く感じるでしょう。それは、しっかりと遊びの時間を遊びの時間として取っていなかったからです。しっかりと思い出して、遊びの時間をとってあげないといけなくなりますが、自分はこんなに遊んでいたんだということが分かるようになると思います。（私はそう思っても一日３時間以上の遊びの時間は削りませんでしたが）また、空き時間の発見ができ、その利用をすることで、効率化を進めることができます。
最後にこの記事の復習です。
- ゴールまでの距離を過去問を用いて確認し逆算的に計画を立てる
- 週ごとの目標は”理解”の指標となる目標にする
- 学習以外の時間を計画する
以上のことを行うことによって、よりよい学習を進めることができるのではないかと思います。
ちなみに、本題と外れますが、YoutubeのPASSLABOは非常にいい内容であるから、高校生諸君にはお勧めします！
https://www.youtube.com/channel/UC7ly4Q6oT3rcdOKQcQVvMgg
それではごきげんよう！！
