とある二流大学院卒の個人的見解

二流大学院卒ITプレイヤーが学習や世の中の動向に対する自分の意見を綴っていくブログ

学習基礎講座.2 学習の基本「気持ちの切り替え方」

 さて、本日は前回に引き続き、学習基礎講座を行っていこうと思います。

 前回は、ワークを進める上で大切なことは、問題を解いた後すぐに解答を把握し、覚える努力をすることであるということを説明しました。これによって、今まで提出物を出していたにも拘らず、そのやり方が良くなかったため点数が伸びなかった人は、過去の負債が莫大でない限り、任意の教科において(即ち、苦手教科であっても)、全国平均以上の得点をとれるようになるだろうと思います。

 前回の内容が一番重要な核であることに変わりはないのですが、これは、学習を始めた後の進め方であって、どのように勉強をしようという意志を育むことを度外視しています。しかしながら、この意志というものは非常に重要であることは多くの研究によって証明されています。(一度google scholarで「willpower efficiency」調べてみるとよいでしょう。このランクの英語論文は単語を除けば、高校3年ならほぼ読めるようになっているのではないでしょうか。)

 では、学習するうえで、その「学習するぞ!!」という意志はどのように生んでいけばいいのでしょうか。耳にタコができるほど言われ続けてきていると思いますが、けじめこそがこの意志を作成するのにふさわしいでしょう。では、ここでのけじめって何でしょう。私が言いたいけじめというのは、よく小学校の体育教師とかが、集合のタイミングで走ってこなかった生徒とかに使う「けじめ」とは違くて、「しっかり休む時は休めよ。」という意味が強いです。(休憩の時間を本当に休憩に使えないというのは日本独特のようにも感じます。自衛隊が人命救助の休憩時間にコンビニに行ったりしただけで不適切とか言い出す始末ですし、「休む」を誤認している人が多いと思います。)

 多くの場所で取り上げられている「52:17の法則」(52分働いたら、17分休むのが一番仕事の効率が上がるという法則)ですが、学習においても、それが一番なのは確かです。しかしながら、本当に休憩が取れている人は多いのでしょうか?例えば、暗記物の学習の後に暗記物のSNSなんていう休憩、思考物の学習後に思考物のゲームなんていうことをしていては脳が休まないことは明白ですよね?メンタルの一時的な回復が行われたとしても、疲れ自体は継続したまま次の学習に進むことによって、学習がどんどん続く時間が少なくなってしまいます。休みのタイミングは飲み物でも軽く飲んで、甘いものかサクッとするものを食べて、少々ぼ~っとするというのが私のおすすめです。それ以外にも筋トレとかを行うのもいいでしょう。

 また、休みの日を月1ぐらい設けましょう。なんか継続し続けないといけないみたいな風潮あるけれども、やはり休みがないと息が詰まります。なにも勉強せずに遊ぶ日が必要です。(私も8時間ぐらいカラオケで歌ったときとかもありました)日頃のあれしたいこれしたいという要求不満をその休日に解消することによって、勉強をしていない少々の罪悪感と回復した体で効率は非常にアップしていたと思います。

 メンタルにかかわる高校生ランクに丁度いい英語のリスニングがあったので、そちらもご覧ください。(レッスン6)このレッスンの全貌が見たい方はyoutubeでimprovement pillで検索してみてね。リスニング教材としてはとても良いものであるとともに、気持ちが楽になるテクニック等も載っています。


How To Stop Bad Decisions With Willpower

 

 

 重要なトピックはもう一つあります。学習に対する気持ちではなくて、友達関係とかの気持ちの持ちようです。はぁ?お前みたいな輩に何で友達関係とかに関して言われなくちゃならないの?とか思っている人も多いかもしれませんが、入試の結果と友達付き合いって、良い効果が得られる場合と利益相反する場合があります。まるで結合性オービタルと反結合性オービタルがあるように。(すみません、化学科特有のノリです。きになるかたはhttps://hr-inoue.net/zscience/topics/chemicalbond/chemicalbond.htmlのサイトが化学基礎と物理の原子のところがほんわかと分かっていれば、読めるようにかいつまんで話されています。より深い内容を知りたいというなら、マッカーリサイモン物理化学の上巻を買ってください。

物理化学―分子論的アプローチ〈上〉

物理化学―分子論的アプローチ〈上〉

 

)友達付き合いによって、学習時間が削られてしまうと考えるならば、勿論、入試に悪影響を与えかねないのですが、休憩をするうえで一人よりみんなで話していたほうがいいという場合であったり、入試及び学習に関する知識や知恵を共有するといった場合であったり、はたまた、モチベーションの維持であったり等の良い効果も友達付き合いは多数持っているのです。そして、その友達付き合いを入試の点数に転化させるためにはあなたのちょっとした能力が必要です。それは、友達を信用する能力です。本当に友達であるなら、こちらが大変であることを示したならば、そっとしておいてくれ、助けを求めたら、その友達自身に大きな影響がない限り助けてくれるものです。あなたの友達はあなたが思っている以上にあなた思いなのです。ですから、あなたはハブられたり、いじめられたりするかもしれないと恐れずに、「今大変で手が離せない」、「勉強モードに入る」などといったことを伝えていきましょう!勿論、相手がそういう状況ならば、自分がしてほしい通りにしてあげましょうね。

 本当ならば、目的に関わる内容もここに含まれるのですが、計画にも含まれる内容ですので、次回に回します。

 

耳にタコができるの変換で出てきたのですが、胼胝でタコって読むんだ・・・初めて知った。(理系だけの常識知らずです)