本日は、騙されない力の大切さについて語っていこうかなと思います。
次の画像をご覧ください。
参照：交通事故弁護士ナビ
全体の事故数が減っている中、高齢者の事故の割合が年々増えてます。だから、高齢者の事故が増えている・・・と考えるのは間違いです。計算してみましょう。H19年の時の交通事故数に高齢者の割合をかけてみると、68603×0.131＝8987件であり、一方、H28年では32412×0.223＝7228件です。事故の数だけで行ってしまえば1759件も減っていることになります。それにも拘らず、高齢者の事故が増えていると認知している人が非常に多い。これは、情報を鵜呑みにしているためでしょう。テレビに出て偉そうに語っている人にもこのような常識が身についてない人がいることで、それを確認もせず議論する。これが一番の問題であると私は考えます。勿論、高齢者の事故を減らすことはいいことなので、この点に関しては別に理解していなくたって問題はないのでしょうが、もし、これが、あなたをだますために意図されたものであった場合どうでしょう？正しい内容だが、作為的に誤った解釈を与えうるものを集めて、あなたを錯誤に陥らせて、何かを購入したりする。その時、あなたは錯誤を主張して相手方に乗り込んだ。しかしながら、相手方の弁護士はこういうでしょう。「あなたに正しい資料をお渡ししています。そのため、あなたには確認ができるにもかかわらず、確認を行わなかったという重大な過失があります。したがって、この契約の取り消しはできません」と。
そんなのに騙されないぞと思っている方。では、パッと色々な内容にかみついていきましょう。例えば、「花粉を水に変えるマスク」。化学式を書いて見せてみろよ！花粉の中のPやNはどこ行った！？マイナスイオンで空気を洗浄？ふざけるな！空気中でマイナスイオンが単独で安定に存在できるはずがない！できたとしてもどう洗浄能力があるっていうんだ？巨大分子であるウイルスのどこにくっついて、どんな反応するんだ！？プラズマ乳酸菌？プラズマって何だか知ってるよな？「気体を構成する分子が電離し陽イオンと電子に分かれて運動している状態であり、電離した気体に相当する。」んだよ！？お前、気体だったのか？AとBを飲み比べて半数以上がAを選びました！半数でも半数以上だよな？つまり、ほとんど差がなかったと？お化けには科学的根拠がない、よって、お化けは居ない？科学的根拠がないということは別に、説明できるようなものがないと言っているだけであって、いないことを証明したわけじゃないよな？（同様に「医学的な根拠はない」も）
学校の教科書ですら、改訂されていなかったりする。銀河系なんて渦巻きではなく棒渦巻銀河だし、焦げをとると悪性新生物（がん）になりやすいって、確かに焦げには発がん性物質はあるけど、焦げの質量換算にして体重の4倍以上をとらないと効果がないため、常識的な量であれば問題なし。マーガリンも同様（海外の設定されている摂取量が日本人からしてみれば以上とも思える量である）。
横着せずに、また、人の勝手なる意見に流されないよう気を付けてください。
（補足：私のこの話を読んで信じた人は、私のこの話をしっかり聞いてなかった人です。）
