とある二流大学院卒の個人的見解

二流大学院卒ITプレイヤーが学習や世の中の動向に対する自分の意見を綴っていくブログ

学習基礎講座.5 「学習の効率化」 英語編

 Hello! Today, I'll give you some tips which make it efficient to learn English.

 ということで、本日は英語について話していきましょう。とはいっても、実はほぼ言いたいことは、過去記事に書いているため、それをまとめたものになると思います。

 まず、英語で欠かせないものは単語です。何といっても単語です。単語ができなければ文法や長文の技術は意味がありません。逆に、単語さえ知っていれば、少しぐらい文法や長文の技術が足りなくても、意味が取れるときがあります。

 ちなみに、今、あなたの知っているワード数はいくつでしょう。わからない場合、weblioの英語力診断・単語の総合診断をしてきてください。

weblio 語彙力測定テストホーム https://uwl.weblio.jp/vocab-index
基本的には下の画像のような部分が出てきて、推定語彙数の場所を見ればその語彙数が分かるといった感じです。私の場合11001~12000語ですね。(大学生なのに何と低い・・・私もまだまだ単語の勉強中です。)

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 語彙数によって、大きく学習方法を変えなくてはならないのではないかというのが私の持論です。

中学生下層から中層ランク(語彙数200~1500語)の人はアブクド読みで検索してほしい。これによって、既知のカタカナ語の半分について、英単語として出てきても意味を取ることができるようになるでしょう。volunteerやsympathy、sofa、 cushion等はもう意味が分かるようになるでしょう。また、この時期には基本動詞100語は分詞も含め、迷わず書くことができるよう、そこを中心的に学習した方がいいでしょう。名詞はまだ、点数につながる確率が低いので、このランクでは手を付けなくてもいいと思います。

中学生中層から上層ランク、高校生下層ランク(語彙数1500~2500)の人は基本名詞、形容詞、前置詞を学習しましょう。動詞に関してはコロケーションも併せて覚えていくといいでしょう。文章を書くうえでどのように使っていけばいいのかを意識しながら、例文とともに覚えていくのがこのランクのキーになるでしょう。

中学生最上層ランク、高校生下層から中層ランク(語彙数2500~3500)の人はワードパートを学びましょう。このあたりになってくると、一般語彙におけるワードパートは何かしらの単語で見たことがあるものになります。spは四散するイメージのワードパートで、有名どころではspeak(話している言葉が四散する)、splash(飛沫)、そしてsprite(炭酸飲料の一種)があるわけですね。有名どころを下にまとめておきましたので、この程度は覚えておきましょう。それ以上は自分で調べてみるといいかもしれません。

 

  • pre・・・前もって (prepare「(前もって)準備する」preposition「(名詞の前におく)前置詞」)
  • post・・・後で(postposition「(名詞の後に置く)後置詞(日本語の「は」等)」)
  • chron・・・時(chronological「(時にそったlogicで)年代順の」)
  • dic・・・言葉(dictionary「(言葉をまとめたもの)辞書」)
  • contr・・・相反する(contradict「(言葉が相反する)矛盾する」)
  • cide・・・殺す(suicide「(自らを殺す)自殺」insecticide「(insect(虫)を殺す)殺虫剤」)
  • morph・・・形(metamorphose「(形がmeta(変化)する)(蛹から蝶へ)変態する」)
  • tract・・・減ずる(contract「収縮する」retract「撤回する」)

また、書けないけど意味が分かる単語を増やす必要があるため、このあたりから単語帳高速周回(一日30分で700単語を覚えていく方法を試しましょう。:単語帳の単語のわきに□があることが多いですが、意味が0.5秒で出てこない単語のわきに斜線を入れていき、二周目にはその印がついているところだけ確認。出てこなかったら逆斜線を入れる。次は縦、次は横、次は○、次は左上塗りつぶし・・・とやっていくと、10周ぐらいですべて覚えきれる。1週間ぐらいで試してみよう)をしていきましょう。

高校生中層ランク(語彙数3500~5000)の人は多読の中で分野ごとの学術的なレポートによく出てくる単語(tribe「部族」、reptile「爬虫類」、eclipse月食や日食」、bipedal「二足歩行の」、recession「不景気」等)をメモしていき、自分の単語帳を作っていくと共に、基本語の運用(apologizeなら、to A for Bであるとか)について、再度確認していきましょう。文法問題集でこの基本後の運用が完成すれば、旧帝大ランクを除く国公立大学で合格できるランクの語彙力は完成していると言えるでしょう。(私立に関してはあまり興味がなくよくわかりません。バイアスがあると思いますが、私立は教科数が少ないため、得意教科だけ伸ばせば大抵の大学は受かると予測され、あまり判断できないと感じます。)

高校生上層ランク(語彙数5000~10000)の人は似たような単語のミスをなくしていきましょう。ascentとassent、musterとmaster、moralとmorale、elicitとillicit等意味の違いはしっかり言えますか?このランクならネイティブな英語もスラスラと入ってくるランクになっているので、インターネット上の全ての英語サイトは英語の長文練習の標的になります。まずは好きなトピックについてインターネットで英語検索してみましょう!!

高校生最上層ランク(語彙数10000~)の人はもはやわかりません。私自身も現在模索中なのですが、入試ランクは全てさらさらと読め、センター試験ならばわからない単語は平均2語ぐらいしか出てこないといった感じではないでしょうか。私は現在英検1級の単語帳を一冊記憶したところですが、今まで記憶したものがその間に抜けてしまったりして、英語に一日1時間ぐらいしかかけられない場合これ以上の語彙力アップは厳しいかもしれないと感じています。特にGRE対策では日本語でも聞いたことのない言葉(隠遁者や壁龕、ピジン)がポンポン出てくるため、教養が足りていないのかもしれません。誰かいい案があればおおしえください!!

 次に、私は常識だと思っていたことが行っていない人が多いということが分かったので、それを言っておきます。英語の音読の時には区切りを意識して読んでください。これだけです。意味の句切れ、所謂チャンク読みです。例えば次の文章を読んでみましょう。

 While the human struggle to find cures for diseases that now are said incurable, new diseases continue to emerge bringing anxiety in spite of the great progress in medical science over recent years.

 上の文章は私が書いたものなので文章としての意味はほとんどなく、文法的なミスもあるかもしれませんが、気にしないでください。意味としては、「人類が現在不治と言われている病に対する治療法を発見するために奮闘している中、新たな病気が絶えず現れてきており、それは、最近の医学の素晴らしき進歩にも拘らず、人々の懸念を引き起こしている。」といったものです。これを読むなら、

 While // the human struggle / to find cures / for diseases // that // now / are said incurable, //// new diseases / continue / to emerge // bringing anxiety // in spite of the great progress / in medical science / over recent years.

といったところでしょうか。勿論太字のところは文脈によって変わりますが、今回強く言いたいのは「懸念」についてなのではないかと感じます。(自分で書いているのに「感じます」かぁ)まさか、この流れで懸念という単語を無視して医学の発展について書くとは思えないし(無論、最後に「だから、不安になることはないんだよ」という形で締めくくることを念頭にその話が出てくることは考えられる)、新しい病気について解説するとしても、それは懸念につながってくるだろうということで、このようになります。まあ、ここまではどうでもいいとして、この文章を見ずに暗唱してみてください。一分以内に覚えられなかった人は、単語を知らないか、このチャンク読みの神髄を理解できていないでしょう。チャンク読みは文法と一体化しており、一度も文を戻ることなく英語を理解する英語脳を発育する方法のひとつです。今まで、何度も何度も学校で音読させられたと思いますが、それにも拘らず話せないのは、パーツを入れ替えて文章を作るという頭になっていないからです。この文章の入れ替えは、チャンクとなっている部分を取り換えることによって達成できます。即ち、一文を覚えるだけで、多数の文章に応用できる能力を得ることができるのです。文を意味を考え、どこで切れるのかを気にしながら音読することで、今までの何十倍も早く文法及びリスニング能力を習得することができます意識すること。これこそが効率化の始まりです

 

 本日は以上!長文になってしまった。次回もまだ英語編を続けるかもしれません。