とある二流大学院卒の個人的見解

二流大学院卒ITプレイヤーが学習や世の中の動向に対する自分の意見を綴っていくブログ

雑談.マイゼンシスターズのマイッキー

 さて、本日はマイゼンシスターズのマイッキーという題で話をしましょう。・・・知らないって!?マイゼンシスターズは主にフォートナイトとマインクラフトで面白い動画を作成している劇場型ゲーム実況者です。(詳しくはこちら。)動画を見てみると分かるのですが、何でもスマートにこなせ、とても心の広く優しい「ぜんいち」と、その友達である、ビビりでお調子者で、いつも失敗ばかりしている「マイッキー」という二人によって成り立っています。

 「ぜんいち」は仁徳があり、そして、スマートに物事を解決するため、人気があるのはよくわかると思うのですが、「マイッキー」も、ズルをしたり、忠告を聞かなかったり、うそをついたり、さぼったり、スマートさやカッコよさとは対極にあるにもかかわらず、非常に人気のある人(亀?)になります。これは何故なのでしょうか。

 見ていけば分かるのですが、「マイッキー」には何をするにしても悪意がありません。気になるからスイッチを押す。負けたくないから嘘をつく。自分の能力を誇示したくて、調子に乗る。非常にわかりやすい動機です。そのように演じている彼の役のバランスは、「ぜんいち」を演じるよりも非常に難しいものでしょう。そして、それらの行動は、私たちを和ませます。「マイッキー」は何もしない(と言うと語弊があるが)、何もできないにもかかわらず、存在が認められ、ほほえましく見られています

 それに加えて、もし、何でもできる「ぜんいち」だけで動画が成り立っていたらどうなるでしょう。きっと、カッコよさの押し売りといえる状態であり、人気も出ないでしょう。やはり、かっこいい「ぜんいち」を引き立たせるためには、できない亀「マイッキー」が必要不可欠なのだと思います。これらの話は現実の話でも適用されます

 何でもできるかっこいい人になることは、ほとんどの場合難しいでしょう。それにも拘らず、「ぜんいち」のような振る舞いを、原稿がない現実で行うとすれば、欠点を探され、貶められることが多々あります。そして、周りにいる多くの人は、残念なことに、自分よりできる人が貶められることにホッとすることでしょう。上を目指せば目指すほど、そのようなことにさいなまれます。一度、何もできない自分を認めて、周りに助けを求めてみて下さい。驚く時は驚きましょう。できないことはできないと言いましょう。自分に素直になりましょう。そして、自分の間違いを素直に認めましょう。「マイッキー」的な生き方を自らに許容することもこれからは大切なのではないかと感じています