とある二流大学院卒の個人的見解

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講義.7 学習方法論 古典

 さて、前回に引き続き今回も国語について説明していきます。本日は国語・古典です。古典は大まかに分けて古文と漢文に分かれています。今回の内容は主に高校生が対象になると思いますが、難関私立を受ける人に対しては、中学生でも必要になってくる知識に対する話でもあります。古文に対しては文法と読解で大きく内容が違ってくるので、分けてお話しします。

 まず、古文文法から話をいたしましょう。これは単純記憶型ですね。用言の活用を押さえること、助詞、助動詞の用法(これは意味だけでなく活用・上の動詞が何形で接続をするのかを含む)を押さえることが重要であるといえます。これなど、一日10分でひと月もあれば、正しく行えば記憶し切れる部分です。たいていの文法書では両表紙裏に今回いったものはすべて書かれているので、覚えるべき部分を声に出して読みながら、確認していきましょう!オススメの勉強の順番は「動詞活用→変格動詞一覧・動詞活用→用言活用・変格動詞一覧→接続ごとの助動詞・用言活用・変格動詞一覧→助動詞の意味活用接続・用言→係助詞(係り結び)・助動詞→接続助詞・助動詞→「の・より・だに・すら・さへ・しが/しがな」・接続助詞・助動詞→総復習→授業内の判別」であると考えています。助詞ははっきり言って、係助詞、接続助詞以外は、「の・より・だに・すら・さへ・しが/しがな」ぐらいできれば、あとは日本語能力でどうにか意味が取れるようになっているので、その程度で十分であり、その後は適宜自分で必要だと思うところを埋めれば十分でしょう。

 文法が身についてくると次は読解に入っても、ある程度の重要部分が身についているため、得点をあげていくことができるようになります。しかしながら、読解で重要になってくるのは単語能力です。授業内だけの単語でははっきり言ってどうしようもありません古文単語帳の出番になります。たいていの単語帳が330語程度なので、これも毎日10分をひと月続ければ、7割ぐらい覚えられるでしょう。授業中の無駄な時間とかに軽く見るなどしていくと、結構あっという間です。ここまでできれば、文章の意味をそんなに違えずに読み解くことができるようになってくるのではないでしょうか。これにプラスして読解上で敬語の知識を入れていくことで、位の高い人か低い人かを区別することができるようになり、主語がわかるようになってきます。日本語訳をみていると、「何故、主語がこっちなんだ!?」となるものが多いように見えますが、これは、敬語の形が重要になってきているということです。ここまで、できるようになると、センターで8割は堅いでしょう。最後の後押しとしては、掛詞・縁語・区切れなどといった短歌に関する知識があれば、もう理系にとってみれば十分なんではないかな?(文系の方、こんなに雑でごめんなさい。もう少しステップアップが必要ならば、それぞれの時代の語法の特色や、時代背景およびその時代によく使われる言語、文学体系を見ていくことをおススメしますby文系の友達)

 最後に漢文です。漢文ははっきり言って、難しいことは毛頭ないです。SV、SVOとSVOOの形が基本であり、英語と同じ前置詞系を採用しているため、上の語句は以下の語句を修飾する形となっているため、英語を訳す順番と同じように返り点を付けていくというだけです。重要な構文は120程度しかないうえに、それも漢字の意味を知っていればなんてこともない内容であるから、これも単純記憶型の学習を続けていけば問題なし!!あとは、漢字の知識を増やしていけばいいでしょう。明説漢文では句法と用字を繰り返し見ていけば、センターランクは余裕で読みこなせます。(文系の方、こんなに雑でごめんなさいpart2。たいていの文系の漢文では漢詩の知識も必要になってくるため、背景や漢詩押韻、平仄の知識を持ち合わせておくべきとのこと。わたしはよくわからない。)

 以上が古典の内容に対する学習方法理論です。つまり、要約すると古典に関してはセンターランクでは「覚えろ!そうすれば点が取れるぞ!」ということであり、かつ記憶量も比較的少なくて済む素晴らしい分野でございます。ええ。

 次回は私の十八番、数学について話していきましょう!